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きもの暦

お着物 大好き♪ 四季折々楽しんでいます。

桃の節句♪

雛の節句
女の子の健やかな成長と幸せを願う祝いの日
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三月節句は古来、三月の最初の巳の日に行われ
中国古代の風俗で 水辺に出て禊を行い
お酒を飲み災厄をはらう行事でした。

平安時代に貴族がひと形で体を撫でさすり
その後川に流し 身を清める儀式となりました。
こうした風習が やがて雛(ひいな:紙などで造った人形)遊びと
結びついて広まっていきました。

室町時代になると中国より胡粉(ごふん:貝殻を焼いて製した白色顔料)を
塗る技術が伝えられ 次第に上焼きのものに変わり
毎年繰り返し飾る雛人形へと変わってまいりました。

江戸時代の中期頃 現在の形が出来上がりました。

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昼夜帯

昼夜帯というネーミング、お洒落だと思いませんか
随分と昔からある呼び方の様です、今ならリバーシブルですよね。
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片面が黒いので夜に見立て それに対してもう一方は
華やかに昼を表したのでしょうか。
よそゆきの帯と言うよりは、毎日の着物の暮らしの中で
すこし砕けた遊び感覚の帯のようですcyuyaobi4


2枚の帯の表同士を張り合わせているので、腹合わせの帯とも言いますcyuyaobi3

お祖母さまがお使いになった昔の帯を探せば、
昼夜帯が見つかるかもしれません。
両面に柄がある帯で、名古屋帯であったり袋帯の場合もあるそうです。
昔のものは、片面の柄が重くもう片面はやや軽い柄で
柄の軽い方は、大抵、黒の繻子で出来ています。
どうして黒繻子かはわからないのですが
多分滑りが良く締めやすく、軽いからでしょうか。
 
この帯の楽しさと便利さは、1本の帯で2回楽しめることです cyuyaobi2

節分♪ 

2月3日 節分は新しい年を迎えるにあたり 邪霊災厄を除き 身体健全・招福を祈ります。

節分は古い中国の暦法による24節気
(地球から見た太陽の位置に基づく季節区分)から来たもので
春夏秋冬の四季の中で春の節分(立春の前日)が重要視されるようになったものです。

立春は陽暦の2月4日頃で この日から春となり農作業が開始され
八十八夜や二百十日はこの日を基準に数えます。
厄年など占いは現在でも二十四節気が用いられ
立春から始まり 節分までが一年とされています。

古代より不幸や悪疫は邪気の仕業と考えられ
その鬼を追い払うために 豆撒きや柊挿しが行われます。
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豆撒き
宇多天皇(887~897)の時代 都を徘徊する鞍馬山の鬼を
毘沙門さまのお告げで穴に閉じ込め三石三斗の豆を投げて
追い払ったと言う伝説 
また、まめが摩滅に通じるからとも言われます。setubun1


柊挿し
鰯の頭を焼いて柊の枝に挿し 戸口において
その悪臭と柊の棘で鬼を追い払う


また最近 関西地方の恵方巻きが全国区になりつつあるようです。
福を巻き込むことから巻き寿司。
縁を切らないよう包丁を入れずに丸ごと1本。
七福神にあやかり7種類の具が入った太巻き。
2006年の恵方は南南東だそうです・・・

しゃべると運が逃げてしまうので、
食べ終わるまでは絶対に口をきいてはダメ!と
黙々と食べるらしいです。

貴女は召し上がったことおありですか?
今年 チャレンジしてみようかしら~(●^o^●) 
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